図は、アメリカ国立訓練研究所のラーニング・ピラミッドです。ラーニング・ピラミッドによると、体験することで得られる学習定着率は75%。一般的な座学研修と比較すると、その学習効果に約10倍の差があることが明らかとなりました。体験型研修の参加意識は、お客さんや傍観者としてではなく、当事者であったり主役であったりすることが大きな違いです。参加者の目的意識は、「知ること・知識を増やすこと」ではなく、「体験すること、感じること、行うこと、できるようになること」に変わります。退屈している余裕はなく、安心感や適度な緊張感の中で、気づき、驚き、ときめきなどの感情を伴う実体験は、左脳に記憶させることではなく、右脳レベルで習得することにつながります。これが、体験型研修と座学的研修が大きく異なる点でしょう。 |